月別アーカイブ: 2017年4月

大内宿へのアクセス 渋滞時迂回路のご案内

29日から始まるゴールデンウィーク、
江戸時代の宿場の姿をそのまま残す大内宿では渋滞が予想され、
通常ですと当館からお車(下記ルート①)で15分のところが2時間になることも。
そんな時は大内宿と会津美里(若松方面)を結ぶ
大内こぶしライン(下記ルート②)をご利用頂くのがおすすめです、
距離は長くなりますが状況によっては時間が短縮できます♪
例年ですと、大内宿は午前11時ごろから夕方にかけて渋滞となるようですので、
午前中のうちに行かれるのがおすすめです。

丸峰(芦ノ牧温泉)~大内宿
●ルート①:最短距離
  丸峰(芦ノ牧温泉)~国道118号(南会津方面)~県道329号~大内宿

●ルート②:こぶしラインご利用の場合
  丸峰(芦ノ牧温泉)~国道118号(若松市内方面)
    ~県道23号(会津美里方面)~県道131号(こぶしライン)~大内宿

 ・大内宿から若松市内へ抜ける場合もこぶしラインのご利用がおすすめです。
  県道131号と県道23号の丁字路を若松方面へお進み下さい。

 ・カーナビをご利用のお客様は、目的地「大内宿」に加えて
  経由地「会津美里町本郷支所」を設定することで大内こぶしラインへ誘導されます。

※なお事前に下記までお問い合わせ下さい、大まかな渋滞情報を教えて下さいます。
大内宿観光協会 TEL:0241-68-3611

大内宿のおすすめお郷土料理はこちらをご覧下さい。
こめや:雪まつりまでもう少し☆大内宿のおすすめお蕎麦
三澤屋:あったか郷土料理で楽しむ冬の大内宿♪
山形屋:紅葉までもう少し☆大内宿で楽しい食体験♪

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ゴールデンウィーク期間中は若松市内も混雑が予想されます。
快適な観光に、観光路線バスやレンタサイクルなどのご利用がおすすめです。

●城下町レンタサイクル1日500円(1台)

●ハイカラさん・あかべぇ 
 まちなか観光に便利な周遊バス、観光施設が割引料金でお楽しみ頂けます。
 1日フリー乗車券 大人500円(小人250円)
 
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鶴ヶ城の桜が見頃を迎えております♪

鶴ヶ城の桜が見頃を迎えています♪
写真は4月21日撮影のものです。

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ぽかぽかとのんびりと、日常の雑事を忘れ、
お城と手入れの行き届いた庭園を眺めながら、涼やかに流れる風と桜の香りに包まれ、
ただただ目の前の桜に見とれるだけの贅沢なお時間をお過ごし下さい♪

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鶴ヶ城では5月7日まで夜桜のライトアップも行っており、
闇夜に浮かび上がる桜が作り出す幻想的な世界をお楽しみ頂けます♪

会津の桜めぐりのご案内はこちらをご覧下さい。
春待つ会津♪ おすすめ桜の名所(その1)
春待つ会津♪ おすすめ桜の名所(その2)

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会津のゴールデンウィーク!会津近郊イベントカレンダー

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お座トロ展望列車
のんびりと列車に揺られながら、会津の風景を満喫!
窓のないトロッコ席、掘りごたつでくつろげるお座敷席と、
展望席の3つの席から選べます。
4月~11月の土日(ゴールデンウィークの5/3~5含む)に運行。
会津若松駅~会津田島駅間を走り、絶景ビュースポットでの
停車サービスも行われます。
チケットは、会津鉄道の有人駅、みどりの窓口、主な旅行代理店
などでお求めください。

・日時:平成29年4月1日(土)~11月12日(日)
・お問い合わせ:会津鉄道
 TEL:0242-28-5886

会津若松市子どもまつり
ボランティアの人たちによる手作りの広場で、子どもたちが
楽しく遊べるイベントが多数開催されます。

・日時:平成29年5月3日(水・祝) 9:30〜14:00
・場所:会津若松市内 鶴ヶ城公園多目的広場・文化センター周辺
・参加料:無料
・お問い合わせ:市教育委員会教育総務課あいづっこ育成推進室
    TEL 0242-39-1304
・アクセス:当館より車で約30分

會津十楽 春の陣
江戸時代、会津藩発展の礎を築いた蒲生氏郷が発展させた市
「十楽」を400年の時を超えて現代に再現。
時代衣装を身につけたスタッフが当時の食文化を再現する「食楽」、
匠の技を展示販売する「匠楽(しょうらく)」、
御伽衆朗読劇や絵付け体験の「興楽(きょうらく)」など
3つのコーナーで、会津で花開いた独自の食や工芸文化を体感
してください。

・日時:平成29年5月3日(水)~5月7日(日)
    10:00〜16:00
・場所:会津鶴ヶ城本丸北エリア
・入場料:無料
・お問い合わせ:会津サムライシティプロジェクト実行委員会
    0242-39-6539

●一ノ戸橋梁ライトアップ
JR磐越西線の「一ノ戸橋梁」は、明治43年開通と100年以上の
歴史を持ち、完成当初は東洋一の規模を誇った建築的・文化的に
価値ある鉄橋で、福島遺産百選にも選定されており、
また鉄道ファンのあいだでも人気の撮影スポットです。
その一ノ戸橋梁を、ゴールデンウィークの5/3〜7に
日没から夜8時半までライトアップします。
幻想的な美しい姿をお楽しみください。

・日時:平成29年5月3日(水)~ 5月7日(日)
・場所:一ノ戸橋梁付近(山都駅から徒歩約10分)
・お問い合わせ:喜多方市 山都総合支所産業課
    TEL 0241-38-3841
・アクセス:当館から車で約1時間
https://aizumonogatari.com/tour/6566.html

●「風っこ只見線新緑号」と「SL只見線新緑号」運行
いずれも、会津若松駅〜会津川口駅間の運行です。
時刻など詳細は、リンク先よりJR東日本仙台支社のチラシをご確認ください。

只見ナビ「風っこ只見線新緑号」と「SL只見線新緑号」運行のお知らせ
風っこ只見線新緑号:5月4日(木)5日(金)6日(土)
SL只見線新緑号:5月20日(土)5月21日(日)

●「フルーティアふくしま」運行
車内でオリジナルスイーツ2品を堪能できる「走るカフェ」、
フルーティアふくしま号が今年も郡山〜会津若松間を走ります。
運行は4月〜9月の土日(ゴールデンウィークの5月3日〜7日含む)
です。
詳しくは、JR東日本仙台支社「フルーティアふくしま」をご覧ください。

華やぐ会津旅の思い出に♪ 伝統文化を体験教室で深堀!

蒔絵や絵ろうそくなど、会津の伝統工芸には華やかな絵柄も多く、
桜咲き華やぐゴールデンウィークの会津旅の思い出に
伝統工芸の体験教室がおすすめです。
実際に体験することで、より深く会津の伝統文化を感じてください♪
伝統玩具の絵付け体験もあり、お子様から大人まで楽しめます。
いずれもゴールデンウィーク中、開催しています。

●蒔絵(まきえ)体験教室

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coolあいづ」でもご紹介した会津塗の「漆器工房 鈴武」では
蒔絵の体験教室を行っています。
「蒔絵」とは、漆器の表面に金粉や金箔を用いて華やかな模様を
描く技法です。
体験教室は、手鏡や椀などの4コースがあり、
完成した作品は当日お持ち帰りいただけます。
漆かぶれの心配はありませんのでご安心ください。

・場所:会津若松市門田町一ノ堰 会津漆器工業団地内
・受付時間: 9:00~14:30
  ※前日までに要予約、2名様から受付
・所要時間:約1時間
・料金:4コースあり、1,080円〜3,240円
・お問い合わせ・予約:漆器工房 鈴武 0242-27-9426
・アクセス:当館より車で約20分

●会津絵ろうそく 絵付け体験

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会津藩御用達の老舗「ほしばん絵ろうそく店」では、
絵ろうそくの絵付け体験を行っています。
会津では冬でも花を愛でられるようにと
和ろうそくに牡丹、菊、桜や椿の花を描き、
絵ろうそくの柔らかな灯りと優雅な絵柄を愉しんできました。
心浮き立つ春の心を絵ろうそくに描いてみてはいかがでしょうか♪
自分で描いた絵ろうそくのほか、
職人の逸品をお土産にお持ち帰りいただけます。

・場所:会津若松市七日町3−33 七日町駅前より徒歩約3分
・時間: 9:00~19:00 ※前日までに要予約
・所要時間:約40分〜1時間
・料金:1本 1,836円(完成品1本つき)
・アクセス:当館より車で約30分

●起き上がり小法師・赤べこ 絵付け体験

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江戸の武家の生活が垣間見える「会津武家屋敷」では
起き上がり小法師や赤べこの絵付け体験を行っています。
何度倒しても笑顔で起き上がる小法師と、
ゆらゆらとかわいらしく首振る赤べこ、
伝統工芸ではありますが、おもちゃですので型に縛られず
思い思いの絵付けで息を吹き込んでください♪
また、武家屋敷には約100本の桜の木があり、4月下旬から
5月上旬まで、桜まつりや絵付け写真コンテストが開催されます。
 
・場所:会津若松市東山町大字石山字院内1
・受付時間: 8:30~17:00
・所要時間:30〜40分
・料金:870円
・お問い合わせ:会津武家屋敷 0242-28-2525
・アクセス:当館より車で約30分

春のおすすめ鉄たび♪ 会津鉄道:芦ノ牧温泉~南会津方面

暖かい陽射しの中、
ことんことんとリズミカルに刻む列車の揺れにはうとうとと眠ってしまいそうになります。
会津鉄道は約1時間に1本、都市からお越しになるお客様には少し不便かもしれませんが、
ここは一つ、人様に決められた時間は忘れ、風は運ぶ香りや揺らめく木々、
雲の流れや移りゆく陽射し、自然が織り成す変化に時の流れ感じてみるのも一興です♪

丸峰から送迎で約10分、芦ノ牧温泉駅。
こちらではねこ駅長“らぶ”がお待ちしております。
舞い散る桜に戯れ、暖かな陽気にあくびをし、
駅長のお仕事かたわらに自由気ままにお待ちしております♪
らぶの自由な振る舞いに旅の開放感が高まります。

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芦ノ牧温泉駅から列車に揺られ約15分、湯野上温泉駅。
線路沿いに桜が咲き乱れ、駅の横に設置された足湯に浸かりながらお花見がお楽しみ頂けます。
桜と温泉とお酒なんて、鉄たびだからこそゆるされるお楽しみも♪

 ※こちらの駅からタクシーまたはバスで約10分、山の上には江戸の宿場町・大内宿。
  その昔にタイムスリップしたような茅葺き屋根の町並みや、
  そばや栃餅など郷土料理もお楽しみ頂けます。

大内宿

 ●大内宿への詳細はこちら

湯野上温泉駅からまた列車に揺られること約20分、養鱒公園駅。
駅から田舎道を歩くこと約10分で「会津ジイゴ坂学舎」
以前複式学級として小学生1年生から3年生の子ども達が通っていた木造学舎、
少子化と共に廃校となり現在はミュージアムCafeとしてリニューアル。
校庭の周りに桜が咲き誇り、残された鉄棒やブランコなどが懐かしい心持へと誘います。
 
 ※会津ジイゴ坂学舎アートリレー芸術祭・2017 開催中。
  4月22日から5月31日は只見線復興記念写真展が開催中です♪
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看板犬・シンバ

宮泉銘醸取材:否定から始めた酒造り②

造りの経験のない新人が集まり、
宮泉のそれまでの全てを否定するところから始まった宮森さんの造り。
その造りへの徹底したこだわりは蔵人、蔵の設備、
そしてそこから生まれる日本酒、その全てを変えて行きました。

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以前は畳2枚ほどの広さだった研究室、
先の杜氏はその研究を絶対に蔵人に公開しようとはしませんでしたが、
そんな馬鹿らしいことは無いと宮森さんはその研究室を広く開放し、
蔵人達が経験と知識を得られる場所へと変えていきました。
蔵の中の設備にも投資を重ね、
不純物を徹底的に取り除くため仕込み水のフィルターは通常よりも多く、
酒米は大量に蒸かすよりも少量のほうが美味くなるため、
浸水させるための容器も小分けに。
それまでの蒸米の移動では最初ものと最後のもので温度差が出て
品質にも差がでてしまうので特注のクレーンを入れ移動をスムーズにし、
タンクの中での長期保存は空気に触れる割合が多い分
酒質に影響が出でしまうため瓶に詰め保存とし、
搾りを行う工程は一番空気に触れる工程なので、その室内さえも温度管理が出来るように、
そして極力空気に触れないような設備へと変化させていきました。
それは全ての工程においてその品質を最高の状態にするための設備投資であって、
造りにかける手間は減るよりもむしろ増えたかもしれません。

それまでの全て、通念とされたことまでも否定するところから始まった宮森さんの造り、
それは伝統の重んじられる世界の必ずしも小さくない反発を受ける中で、
誰をも納得させるため、仲間となった経験のない蔵人達と美味い酒を造るため、
求める日本酒に対してより理論的に、
そして誰よりも真摯に向き合う必要があったのかもしれません。

取材の間も蔵人たちは掃除に余念が無く、温度が一定にそして清潔に保たれた蔵の中、
その随所に蔵人達の強い意思が感じられました。

宮泉銘醸取材:否定から始めた酒造り①

会津若松鶴ヶ城近くにある蔵元「宮泉銘醸」から生まれる日本酒“写楽”
それは日本酒を特集した雑誌などでもよく取り上げられる美酒です。

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宮泉酒造が先代から現社長・宮森義弘さんに代替わりし、
歴史ある蔵であってもの引き継いだものは良いものばかりではなく、
若くして蔵を引き継いだ宮森さんの酒造り、
それは宮泉酒造の全てを否定するところから始まりました。
そんなやり方はそれまで通念とされた造りをも否定し、
必然的に対立を生み出すこととなりました。
今、宮泉銘醸には造りの経験のない者たちのみが集まり、
日々美味い日本酒を求め造り出しています。

そして約9年前に今な無き東山酒造から引き継いだ銘柄が“写楽”です。
引き継ぐにあたり宮森さんはその名のみを引き継ぎ、
日本酒自体は全てを新しく宮森さんが造り上げることを条件とし、
宮森さんが求める美味い日本酒を目指し“写楽”は生まれました。
それはある日突然、
日本酒コンクールにおいて常連の中に分け入り上位に入賞することとなり、
ぽっと出の新人が造った日本酒は酒販店に驚きをもって受け入れられ、
“写楽”は広く知られるようになりました。

全てを否定するところから始まった宮森さんによる宮泉銘醸。
その造りへのこだわりは蔵の随所に詰まっていました。

⇒その②へと続く

【coolあいづ】漆器の魅力を再発見!漆器工房鈴武 最終回

鈴木氏の語り口は漆器へのゆるぎない自信に溢れているが、
時折悲しげであり怒っているようでもあった。

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今、日本の数々の伝統工芸が窮地に立たされている、
そこには一流といわれるものに引けを取らない確かな価値があり、
職人の熟練の技術は職人個人が磨いた技術であり歴史が磨き続けてきた技術でもある。
伝統はその土地の文化であり、漆器は会津の文化だ。

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漆器には語るべき面白く魅力的な事実と職人の想いが詰まっていた。
伝統の価値はその物の品質だけではなく、
そこに宿る文化が見せる魅力もその価値の一部だろう。
伝統を継承するものが少なくなった今、その魅力を語ることが求められているのかもしれない。

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【coolあいづ】漆器を通して会津の魅力を発掘中です。

coolあいづ:会津のかっこいい!はここに生きる人の中にある。
また会いたくなる会津のcoolを紹介しています。