月別アーカイブ: 2017年1月

2月の会津近郊イベントカレンダー(後半)

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●裏磐梯雪まつり エコナイトファンタジー
真っ白に氷結したレンゲ沼の上を3,000本のキャンドルが彩ります。
キャンドルの点灯には、先着順で来場者も参加可能です。
・日時:平成29年2月17日(金)~19日(日)
    ※エコナイトは17日の17:30~20:00、18日の17:30~21:00
・場所:裏磐梯サイトステーション
・お問い合わせ:裏磐梯雪まつり実行委員会 0241-32-2349
・アクセス:当館より車で約90分、市内中心部から約60分

●なかやま雪月花
雪深い会津の山間地ならではの祭りで、月明かりに照らされた雪原に
ろうそくの炎が揺らめく幻想的なこのイベントは、日本夜景遺産にも
認定されています。

・日時:平成29年2月18日(土)
・場所:福島県南会津郡下郷町大字中山字下田 なかやま花の郷公園
・お問い合わせ:下郷町観光協会
・アクセス:当館より車で約40分

●文殊大祭
日本三大文殊の一つ「筆の文殊」として親しまれている
清龍寺文殊堂の文殊様のお祭り。
「三人寄れば文殊の知恵」ということわざのように知恵を司る神様で、
合格祈願の受験生やその家族らで賑わいます。

・日時:平成29年2月25日(土)
・場所:清龍寺 文殊堂
・お問い合わせ:会津美里町観光協会 TEL:0242-56-4882
・アクセス:当館より車で約25分
会津美里町観光ポータルサイト

●からむし織の里雪まつり
「からむし織」は苧麻(チョマ・カラムシ)という植物の繊維を利用した
我が国最古の織物といわれています。
その伝統を本州で唯一守り伝えてきた昭和村では、冬になると、
織り上げた布を雪にさらして白さを引き出す「雪ざらし」を行っています。
この雪ざらしのほか、からむし織の体験や、屋台村などが出店するイベントが
開催されます。

・日時:平成29年2月26日(日)
・場所:道の駅からむし織の里しょうわ
・お問い合わせ:からむし織の里雪まつり実行委員会(昭和村観光協会)
 TEL:0241-57-3700
・アクセス:当館より車で約1時間15分
昭和村

★雪の多い季節です。
 多数の来場者や、積雪ゆえの交通渋滞も予想されます。
 スタッドレスタイヤなど冬装備をなさり、
 時間に余裕をもって安全にお出かけください。

2月の会津近郊イベントカレンダー(前半)

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(写真:会津絵ろうそくまつり)

●蔵のまち喜多方冬まつり
2月4日の「喜多方そばフェスタ」を皮切りに、
11・12日「全国ラーメンフェスタ」などイベント盛りだくさんの9日間です。

「喜多方そばフェスタ」
全国屈指の蕎麦の産地だから味わえる本物のおいしさ。
雄国そば、ひめさゆりそば、会津山都そば、塩川そば、会津駒形そばなどの
団体が出店。
・日時:平成29年2月4日(土)・5日(日) 10:00~16:00
・入場料:1枚券600円、3枚綴り券(前売りのみ)1,500円
・場所:喜多方プラザ文化センター 特設テント

「全国ラーメンフェスタ」
蔵のまち喜多方老麺会、麺や雅、佐野やつや、麺屋翔、麺屋Hulu-lu、
京大将軍のラーメンをどうぞ!
・日時:平成29年2月11日(土)10:00~20:00、12日(日)9:00~16:00
・入場料:チケット制 600円(トッピング別)
・場所:喜多方プラザ文化センター 特設テント

「郷土芸能フェスティバル 喜多方の四季祭」
市内に加え、県内屈指の太鼓演奏を誇る3団体が出演。
熱気みなぎる迫力の演奏をお楽しみください。
・日時:平成29年2月12日(日) 13:00開場、13:30開演
・入場料:前売り500円、当日券600円
・場所:喜多方プラザ文化センター 大ホール

お問い合わせ:蔵のまち喜多方冬まつり実行委員会 TEL:0241-24-5200
アクセス:当館より車で約50分
喜多方観光物産協会

●「喜多方SAKEフェスタ2017」
今回、喜多方だけでなく福島県内57蔵元の純米酒が集結。
お気に入りを探して飲み比べてみて。日本酒スイーツなども販売。
(参加には前売り入場券「SAKEチケット」が必要です)

・日時:平成29年2月8日(水) 16:00~20:30
・入場料:3,000円
・場所:喜多方プラザ文化センター 東側特設テント
・お問い合わせ:会津喜多方商工会議所 TEL:0241-24-3131
・アクセス:当館より車で約50分

●会津絵ろうそくまつり ~ゆきほたる~

会津の伝統的工芸品の一つ「会津絵ろうそく」約1万本の揺らめく灯りが、
雪景色を彩る様がとても幻想的なお祭りです。
鶴ヶ城、御薬園をメイン会場に、その他市内各所でも趣向を凝らした
絵ろうそくが灯されます。なお、鶴ヶ城はこの2日間は夜間登閣が
できますので、ろうそくの灯りで描かれた地上絵を、天守閣から
眺めてみてください!

・日時:平成29年2月10日(金)~11日(土) 17:30~21:00
 (点灯式17:00~)
・場所:鶴ヶ城、御薬園
 (会津若松駅、東山温泉、北出丸通り(西郷頼母邸跡付近)、
  七日町通り、野口英世青春通り、大町通り、西若松駅東口広場、
  いにしえ夢街道、会津武家屋敷、飯盛山、その他市内各所)
・入場料:無料

会津絵ろうそくまつり公式サイト

●大内宿 雪まつり

江戸時代の宿場町の面影を今に残す大内宿。
四季それぞれに美しい景観で楽しませてくれますが、すっぽりと雪に
覆われた冬の風情はまた格別で、雪まつり期間は大変多くの観光客の
方々で賑わいます。
初日夕方には「御神火戴火」が行われ、宿場内に並ぶ雪灯篭
ひとつひとつに火が入れられていき、花火の打ち上げも行われます。
雪まつりがテーマの写真コンテストも開催。

・日時:平成29年2月11日(土)~12日(日)
・場所:下郷町大内宿
・お問い合わせ:大内宿雪まつり実行委員会現地本部 TEL:0241-68-2916
・アクセス:当館より車で約20分
 駐車場:無料 ※雪まつりの期間のみ

大内宿観光協会 雪まつり

城下町の旅籠で味わう会津郷土料理“めっぱ飯”

会津若松市内・七日町通りから徒歩で約10分、郷土料理が愉しめる田事さんにお邪魔しました。

今回は“ぜんまいせいろめっぱ飯”のランチセットを頂きました。
“めっぱ”とは会津方言で“わっぱ”のことを指します。
会津では昔から農作業や山仕事に“曲げわっぱ”をお弁当箱代わりに使う習慣があり、
田事さんではこの“曲げわっぱ”を使ったお料理がお楽しみ頂けます。

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めっぱのふたを開けるとホッカホカの湯気と共にぜんまいの素朴な香りが♪
めっぱごと蒸しているのでめっぱ自体がとても熱く、
その為ふたをめっぱの下へ置き、ふたごとめっぱを持ちご飯を頂きます。
めっぱ一面に敷き詰められたぜんまいはほんのりと塩っけのある出汁がしみた素朴な味わい、
ぜんまいをよけるとその下にはツヤツヤと輝くご飯が♪
ぜんまいの控えめな塩っけに箸が進みます♪
ランチセットの小鉢は、干し貝柱の出汁と具材の旨味が豆麩に染み込んだこづゆ、
熱々のこんにゃくと甘みの利いた味噌の田楽、
そして箸休めにとうもろこしのまろやかな甘みが楽しめるお豆腐の3品でした。
見た目には少し多めに感じたセットでしたが、
それぞれが主張しすぎる事ない素朴で上品な味付けなのであっさりと完食できてしまいます♪

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築約100年、旅籠として親しまれてきた店内の廊下や柱は独特の艶があり
日々綺麗に磨かれているのが分かる気持ちの良い空間、
囲炉裏や民芸品など会津城下町旅籠の雰囲気が存分にお楽しみ頂けます。

七日町通りを散策した時には少し足をのばし、
田事さんの旅籠の雰囲気と共に会津の郷土料理をお楽しみ下さい♪

田事
会津若松市城北町5-15
Tel:0242-24-7500

蔵元・末廣酒造取材:伝承山廃純米“末廣”へのこだわり②

日本酒の製造工程は科学技術の発達により安定的に行えるようにと改良が重ねられ、
現在は速醸という約2週間で酒母(日本酒の酛)を造る仕込みが一般的となっています。
これは生酛・山廃仕込みの乳酸菌を増殖させる過程を省略し
科学的に精製された乳酸を投入してしまう方法で、
酵母が確実に増殖出来る環境を作ってしまいます。

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山廃仕込みは時代を逆行する製法ですが、
自然界に存在する良い菌も悪い菌もフルに活用した、
微生物が淘汰し合う過酷な環境を経たからこそ、
酒母にはその生命力が最大限に引き出された非常に強い酵母が残り、
その恩恵は濃醇な味わいだけではなく日持ちの良さなどその力強い酒質に現れます。

江戸時代に確立された自然界の微生物の力をフルに活用した世界に誇る醗酵の技術、
その技術に取り掛かり約3年目、醗酵が自然と落ち着きを見せ時
“醪(もろみ)が今が呑み頃だと教えてくれているようだった”と
完成した伝承山廃純米“末廣”
酒質をコントロールするための余計な手心は加えず、自然の力を活かし生み出されました。

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おすすめの飲み方は冷と熱燗の飲み比べです♪
熱燗にすることで甘みと酸味、そしてアルコールの微かな辛味が
上手く交わり丸みのある口当たりとなり、より旨味の感じられる日本酒に化けます。
その変化に微生物たちの存在と力を感じる逸品です♪

おすすめプラン
山眠る会津♪◆露天風呂付客室◆温泉と景観を独り占め ☆基本プラン☆

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蔵元・末廣酒造取材:伝承山廃純米「末廣」へのこだわり①

末廣酒造から丸峰でご提供しているのは、伝承山廃純米“末廣”
この日本酒は津佐杜氏が“おもしろい”と日々愉しんで醸している日本酒です。

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山廃とは江戸時代に確立された生もと造りから
山卸(米をすり潰す作業)が精米技術の発達により廃止なった造りを指し、
自然界に存在する微生物を利用し
約4週間をかけて酒母(日本酒のもと)を造り出す伝統的な造りです。

酒母を造るため仕込み水・米麹・蒸米がはいったタンクの中には、
最初は米や水や空気中から入り込んだ硝酸還元菌や乳酸菌や
酵母菌などの沢山の微生物が存在しています。
そこから仕込み水の中に存在する硝酸還元菌が
他の微生物を負かしタンクの中を綺麗にしてゆきます、
温度が上昇するにつれ乳酸菌が米の糖分を栄養に増殖してゆき、
野生酵母などは乳酸菌の造り出す酸に負け、
タンクの中は乳酸菌の増殖した酸味の強いヨーグルトの様な状態へとなります、
しかし一定の所で乳酸菌の増殖は止まってしまいます、
そうすると今度は乳酸に強い耐性を持つ酵母が姿を表しはじめ、
米の糖分を元に増殖しアルコールを生み出し、
乳酸菌はそのアルコールに負け酸味と共に消えてゆきます。
こうして酒母は微生物が淘汰しあう過酷な過程を経て完成します。

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最終的に酵母を増殖させて酒母を造り出す為には
時間もかかり温度管理など繊細な作業も多く、
失敗する確立も高い非常に難しい工程となります、
しかし津佐杜氏は必ずしも思い通りにはならないからこそ
“おもしろい”のだと日々微生物の成長と変化を楽しみに醸しています。

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おすすめプラン
☆会津の銘酒を呑み比べ☆こだわり地酒で夕食満喫プラン

十日市で触れる起き上がり小法師の精神♪

十日市とは毎年1月10日に行われる
約400年も前から続く会津で最も大きな初市です。
起き上がり小法師や風車などの縁起物や
会津漆器や日用雑貨など約400店の様々な店舗が軒を並べます♪

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この十日市で会津の人々は伝統として
起き上がり小法師を家族の数より1個多く購入し、
「家族や財産が増えますように」と願いを込め神棚に供えます。

そのように会津で愛されている小法師には
何度倒しても起き上がる事から“七転八起”の精神が込められており、
東日本大震災の時には世界の方々が小法師を手に取り、
支援の祈りがその不屈の精神に込められ福島に届けられるなど、
世界でも愛されるようになりました♪

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製作者である野沢民芸店の早川さんは、
「人は1人では生きていけない支え合う大切さを学んだ」と振り返ります。
そして今、「日々の暮らしの中に何気なく小法師があり、“がんばって”とささやく声が聴こえる、
そんな風景が理想です」と早川さんの想いが込められた小法師がその手から生まれています。

会津の十日市には是非、起き上がり小法師を手にとりその精神を感じて下さい♪

謹んで新年のお慶びを申し上げます

旧年中は格別のご厚情を賜り、厚くお礼申し上げます。

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今年の干支は「酉(とり)」。「取り込む」の「とり」にかけて、
商売に縁起のよい年だと言われています。
また「酉」という字は「酒」に関連する事柄を表し、
「収穫」や「実り」も意味しています。
新しい年が、皆さまにとって実り多く佳き年でありますよう、
祈念いたします。

丸峰では、お越しいただく皆様に心豊かな時間を
お過ごしいただけますよう、社員一同、気持ちも新たに
取り組んでまいります。
本年も倍旧のご愛顧を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

会津・芦ノ牧温泉 丸峰観光ホテル
女将 星 弘子