幕末から明治という歴史の転換期に、会津は翻弄され、鶴ヶ城での籠城戦、白虎隊や婦女子の殉難死・・と多くの尊い命が犠牲になりました。

会津藩主・保科正之の会津入部とともに建立された善龍寺には、戊辰戦争時、西郷邸で自刃した会津藩家老・西郷頼母の家族のお墓や、殉難死した会津藩士の婦女子233名の霊を弔う「奈与竹(なよたけ)の碑」があります。

「奈与竹(なよたけ)」とは、西郷頼母の妻・千重子の辞世の句「なよ竹の風にまかする身ながらもたわまぬ節はありとこそ聞け」からきています。

武家に生まれた女性として矜持をもち、最期を迎えた彼女たち。
その鎮魂の祭事、碑前祭が毎年5月1日に行なわれます。

式典の最後には市内の女子高校生による女白虎隊の剣舞が奉納されます。
凛々しい彼女たちの立ち振る舞いに、会津の女性の強さを感じずにはいられません。
大河ドラマのヒロイン・新島八重の中にも流れるたくましさです。

この時期、善龍寺の境内の桜は競い合うように花開き、その凛としたあでやかさは、彼女たちの魂が咲き誇っているかのようです・・。

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開催日時　5月1日(水)10：00～
開催場所　善龍寺
住所　　　福島県会津若松市北青木13-33
アクセス 磐越自動車道会津若松ICからお車で約20分
　　　　　会津若松駅から路線バス「青木」下車　徒歩10分
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画像：会津若松観光物産協会HPより

会津鶴ヶ城のある鶴ヶ城公園は、財団法人日本さくらの会選定「さくら名所100選の地」に認定されています。
公園内では約1,000本のソメイヨシノ、エドヒガン、シダレザクラ、ヤマザクラが絢爛に咲き誇ります！！

澄み渡る青空を背景に、赤瓦に白壁の凛とした雄姿の鶴ヶ城を咲き乱れる桜の間から仰ぎ見ること、えも言われぬ美しさですよ～♪
お堀沿いの桜は水面にゆったりと枝を伸ばすものもあり、まるでドレスの裾を広げたような優雅さが・・。

例年開催される「鶴ヶ城さくら祭り」ですが、混雑が予想され、今年は宵宮だけの開催となりました。法被姿の担ぎ手衆が繰り出す神輿や踊り手による熱気あふれる宵宮の祭りをお愉しみあれ！

「鶴ヶ城さくら祭り」は短縮ですが、鶴ヶ城公園の「夜間ライトアップ」があります！
また、鶴ヶ城の夜間登閣もあり、天守閣からライトアップされた公園内の桜を一望できますよ～♪
その光景は昼間とはまた趣を変え、とっても幻想的♪♪

4月15日現在で鶴ヶ城の桜は固い蕾が少しふくらんできたようですよ～
開花間近でしょうか・・。

※会場は混雑が予想されます。
　お越しの際は十分にご注意ください。

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◎鶴ヶ城さくら祭り◎
開催日時　4月20日　18:30～20:00

◎ライトアップ◎
開催期間　4月12日～5月6日
開催時間　日没～21:30（桜の開花時期が過ぎたら～20:30）
夜間登閣　4月19日(金)、4月20日(土)、4月27日(土)、4月28日(日)
　18：00～21：00（入場締切り20：30）
会場　　　鶴ヶ城公園
住所　　　福島県会津若松市追手町1-1
問い合せ　0242-39-1251：会津若松市観光課
アクセス　ハイカラさん・あかべぇ「鶴ヶ城北口」より徒歩５分
　　　　　磐越自動車道会津若松ＩＣより約１５分
　　　　　※当館からお車で30分
　　　　　※交通渋滞が予想されます。
　　　　　　余裕をもってお出かけ下さい。
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画像：会津若松市観光課　桜の開花情報2013より

会津のローカル線「会津鉄道」の沿線は、素朴な田舎の風景が広がり、春の訪れとともに名木から名もなき木まで一斉に桜の花を咲かせます。

それでは車窓から桜を巡る旅をお届けしましょう♪

会津若松から田島方面に向かう車窓、南若松駅を過ぎ、「門田駅」手前右手に見えるのが「一ノ堰羽黒（いちのせきはぐろ）墓地の種蒔桜」。
仲良く寄り添うような姿の二本のエドヒガンザクラは別称「夫婦桜」とも♪♪

線路をはさんだ反対側には六地蔵尊があり、境内のソメイヨシノも見事ですよ。ちょっと途中下車してのお花見もいいですね♪

そして当館のある「芦ノ牧温泉駅」ではソメイヨシノの並木が迎えます。
線路上に張り出さんばかりの桜の見事な咲きっぷりに感嘆！
名物駅長である猫駅長の「ばす」もお花見巡回してくれるかも～？？

しばらく行くと日本で唯一、茅葺き屋根駅舎のある「湯野上温泉駅」。
風情ある駅舎をやさしく包むように薄紅のソメイヨシノが咲き誇ります。
その間をのんびりと走行する会津鉄道列車の構図は、にわか？カメラマンに思わずシャッター切らせずにはいられない絶好スポット

車窓には他にもたくさんの桜の風景と出会えますよ。

のんびりローカル線に乗って会津の春を、あなただけの桜を見つけられてはいかがでしょうか？

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会津鉄道では「お座トロ展望列車」との愛称で、「お座敷＋トロッコ＋展望列車」の3両編成のイベント列車が運行しています。
　
時刻表・料金他、詳細は会津鉄道ＨＰにてご確認ください。
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画像：会津鉄道ＨＰより

当館の横を流れる大川も日増しに翠色へと表情を変え、
春の気配をそこここに感じるようになりました。

4月4日に大内宿へ行ったのですが、日差しが明るく、すっかり春の装いでした。
ふと1軒のおうちの脇をみると早春を告げる花「クロッカス」や「ふきのとう」が・・♪

足元には、もうそこまで春がやってきてるのですね～v(*^0^*)

撮影日：4月4日

雪深い会津も寒暖を繰り返し、ここのところ一気に春の気配を感じるようになりました。

山にはまだ雪が残っているところもありますが、そこここに感ずる春の訪れをご紹介しましょう。

南会津の観光名所「塔のへつり」の渓流の流れも雪解け水が増し、翠色の水流へと表情を変えました。
日差しがあるときはもうすっかり春の気分(*^0^*)♪

少しずつですが、ゆっくりと会津は春を迎えていますよ～。

撮影日：4月4日