古式ゆかしき伝統を誇る、南会津・田島の祇園祭☆

京都、八坂神社の祇園際、博多、櫛田神社の祗園山笠と日本三大祇園祭のひとつと並び称される南会津町・田島の「祇園祭」。

国の重要無形民 俗文化財にも指定され、その歴史は古く、鎌倉時代の領主の祇園信仰に端を発します。その後の歴史の流れの中で祭礼の形態はさまざまに変化しますが、いにし えの伝統を守ろうする心意気は今に伝わり、「会津田島の祇園祭」は地域の人々の神事として、また心の支えとして受け継がれています。

田島の祇園祭は、「お党屋(おとうや)」と呼ばれる組が、毎年、順繰りに持ち回りで祭事を担当します。そして、当年のお党屋を中心として、前年・翌年と併せて3組のお党屋が協力しあい、1年がかりで祭事を行うのです。・・こうして祇園祭は連綿と続いていくのです。

祭事のピークは、毎年7月22日から24日にとり行われる宵祭、本祭、そしてクライマックスの太々御神楽(だいだいおかぐら)。
中でも、22日・23日の「大屋台運行」、23日の「七行器(ななほかい)行列」、22日・23日の「子供歌舞伎・屋台上演」は必見です!

★「大屋台運行」
屋台には子供歌舞伎の舞台があり、芸場と呼ばれる場所を上演巡回していきます。移動の際、子供たちを乗せ勇壮に駆けていきます。喧嘩屋台とも呼ばれる屋台の駆け引き。その熱気と迫力には圧倒されます!

★「七行器(ななほかい)行列」
神の来臨を請うために、神酒・赤飯・鯖を七つの器に入れて、神前に奉献するための行列。田島の祇園祭では、行器を高島田を結った女性が持つ絢爛豪華な「日本一の花嫁行列」として有名です。花嫁さんが一同に会するなんて、なんとも不思議な光景です。

★「子供歌舞伎・屋台上演」
大屋台の舞台で演じられる子供歌舞伎。江戸時代の末期より始まり、明治初期より途絶えていましたが、平成6年に約120年ぶりに復活。地元町内や隣町等から募集した小学生から高校生までの子供たちにより上演されます。

日本の原風景ともいうべき貴重な会津の郷土文化。
失われたはずの日本の心に触れる旅にあなたも会津に出かけてみませんか?

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祇園際:7/22(金)~24(日)
◆お車:東北自動車道「白河IC」、 磐越自動車道「会津若松IC」から約1時間
◆電車:会津鉄道「会津田島」下車
◆お問い合わせ先:南会津町商工観光課 0241-62-6200
※当旅館からお車で50分♪
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