会津三島町・金山町 夢幻峡の渡し

豪雪地帯である尾瀬沼に源を発する只見川はとても水温が低く、
水温と気温の差が8℃、湿度が80%の条件を満たす時、
濃い川霧が発生し幻想的な世界が出現します。

その昔、奥会津・金山町には、
只見川の対岸に三更という10世帯ほどの集落があり、
小学生ぐらいの頃から皆が、世帯ごとに所有した舟を操り、
川を渡る生活をしていました。
そして昭和39年、東京オリンピックの年には、
集落の裏山が崩落し三更は廃村に、渡し舟もなくなることに。
しかし2010年、渡し舟は過疎化の進む町に危機感を抱いた
星賢孝さんを中心に「夢幻峡の渡し」として復活をとげました。

川霧が発生しやすいのは6月から8月の朝晩ですが、
条件が揃えば9月でも発生することも、
川霧の中の渡し舟を楽しめチャンスはまだあります♪

また、風の無いとき、川の流れが弱く澄んだ只見川は、
深い山の景色を川面に美しく映し出します。
これから秋にむけ、山は燃えるように赤く色づき、
川霧とは違った幻想的な景色が多くの旅人を魅了しています♪

是非、奥会津の自然豊かな景観と渡し舟をお楽しみください♪

◎夢幻峡の渡し◎
営業期間:4月下旬~11月中旬 日の出~日没 ※要予約
場所:福島県大沼郡三島町早戸字湯の平 
   早戸温泉つるの湯の船着き場
問合せ:金山町観光物産協会
TEL:0241-42-7211
アクセス:当館からお車で90分