文月★料理長おすすめ懐石

季節感を大切に、旬の食材にこだわり仕上げた「料理長おすすめ懐石」
文月のお献立の一部をご紹介します。

この季節にしか味わうこのできない旬を迎えた食材の数々、
その旨みを十分に引き立てたお料理をお愉しみください。


●煮物椀:清汁仕立
「麦わら蛸に祭鱧(蛸は麦の収穫の頃、鱧は夏祭りの頃が美味い)」と言われ、
夏に旬を迎える鱧は、この季節には海水温度が上がり動きが活発に、
8月の産卵にむけ栄養を蓄え、脂のりが良いにも関わらず、
あっさりと仄かに甘い味わいになります。
その鱧を葛打ちで旨みを閉じ込め、ふんわりと仕上げました。
噛むほどに鰹の香り良いお出汁に鱧の旨みがじんわりと広がります。
透き通ったお出汁に緑が美しい冬瓜や蓮芋など、
旬のお野菜と共にお召し上がりください。


●焼肴:鱸蓼の葉焼き
成魚になるまで何度も名を変えることから出世魚とも言われる鱸は、
冬に産卵を終え、夏には脂のり良く旬を迎えます。
鱸は特に活きの良いものを仕入れ、蓼の葉に重湯をあわせたペーストで掛け焼きに。
活きが良いためその身はふっくらと焼き上がり、
蓼の葉の爽やかな香りと共に、鱸のほど良い甘みが味わえます。


●預鉢:蓴菜・蒸し鮑
お酢をお出汁で割ったスープに蓴菜ととろろ芋がとろりと喉越し良く、
柔らかく仕上げた鮑は食感良く、
美味トマトのほど良い酸味が更に暑い夏を爽やかにする一品です。
かつては万葉集にも「沼縄」と詠われるほどに日本中に生息した植物・蓴菜、
現在は絶滅・純絶滅危惧種となってしまいました。
そんな蓴菜を贅沢に使い仕上げました。独特の食感と味わいをお愉しみください。


その他、強肴には「牛ロースの冷しゃぶ」、〆の菓子には「夏みかんの葛寄せ」など、
暑い夏の夜を爽やかに、そして味わいはもとより、
見た目にもお愉しみいただけるお料理をご用意しております♪

※その時々、旬を迎えた食材の良いところを選び献立を考えるため、
  内容が変わることがあります、あらかじめご了承ください。

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