【coolあいづ】漆器の魅力を再発見!漆器工房鈴武④

取材に伺った日にも鈴武には修理依頼が届いていた、
去年震災の被害にあった熊本県からだ。

「こちらは修理代は頂いきません、私たちも震災の時に助けて頂きましたからね、
受けた義には義をもって返します。それが会津人です」
取材の間あまり笑顔を見せることのなかった鈴木氏だが、
何年にも渡って大切に使い込まれた漆器の修理については嬉しそうに語った。

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漆器の産地にあっても、漆黒や朱に艶やかに塗り上げられ優美な色彩が施されたそれらは、
どこか遠い存在だった。
しかしふと気づくと会津塗として100円ショップでお椀が販売されており、
足の遠かった漆器店でも多少手ごろな商品が販売されている。

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職人が丹精を込めて作り上げ、修理を繰り返し何年にも渡って使い込まれるものから、
100円ほどで販売されているものまで、漆器といってもそのあり方は千差万別。

そもそも漆器とはなんなのだろうか。
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【coolあいづ】漆器を通して会津の魅力を発掘中です。

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