大河ドラマ「八重の桜」で一躍脚光を浴びた「会津」ですが、会津の歴史をさらに紐解けば、現在の会津の基礎を成した人物の一人として「蒲生氏郷(がもう うじさと)」なる戦国武将が浮かび上がります。
蒲生氏郷は、織田信長や豊臣秀吉に仕え、戦国時代、安土桃山時代を駆け抜けた武将でありキリシタン大名でもあります。
生地の近江日野や伊勢松坂を治め、秀吉によって会津に国替された後、会津を近世の町へと変革させる先鞭をつけた人物です。
氏郷は、かつて「会津黒川」と呼ばれていた地名を「会津若松」と改め、七層の天守閣をもつ城の改築を行い、城の名も自らの幼名「鶴千代」や蒲生家の家紋の立鶴から「鶴ヶ城」としました。
また町割や会津五街道を整備し、織田信長の楽市楽座の理念を発展させ「十楽」という制度を敷き、商人から税を徴収せず自由に商売をさせたのです。
さらに会津の伝統工芸である漆器や陶器、酒造りを奨励し、多くの職人や商人が訪れました。
贅を尽くした桃山文化の豪勢さ、キリシタン大名でもあり南蛮文化にも造詣が深い氏郷の影響で、会津城下はさぞや自由な賑わいを見せていたことでしょう。
そして、その約400年前の「十楽」なる制度を再現した物産イベント「會津十楽」が開催されます!南蛮小屋を見立てたおしゃれなデザインのブースで、物品・食品の販売・展示が行われます。
戊辰戦争だけでは語りつくせない会津が見つかるはず!
点ではなく、奥行きのある会津の歴史が、魅力が見えてきます。
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場所:鶴ヶ城本丸
開催:9月14日(土)・15日(日)・16日(月)
10時~18時(15日は18時半まで)
特別イベント:
14日(土) 10時~18時
「戦(国)幕(末)フェスティバル」
15日(日) 17時~
クラシックオーケストラコンサート
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画像:会津若松観光物産協会HPより