会津絵ろうそくが照らし出す会津の夜

2月9日(金)から10日(土)にかけて、
会津絵ろうそく祭りが若松市内各所で開催されます。

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会津に漆木の栽培が奨励された約400年前、
その樹液は漆器に、その実からは蝋の精製が始まりました。
会津の蝋は質も良く生産量も多く、江戸の町に流通する蝋の約8割を占めるほどに、
華やかな絵柄を用いた絵ろうそくは上流社会で愛用され、
花のない冬の会津では仏壇に供える花の代わりに親しまれました。

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洋蝋燭が型に蝋を流し込み成型するのに対し、
和蝋燭は串に芯を固定し、高温に熱した蝋を何度も薄く付け重ね成型するため、
その断面には綺麗な年輪が中心には空洞ができ、
洋蝋燭にはない空気の流れは強く逞しい炎を生みだし、独特な炎の揺らぎをみせます。

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会津絵ろうそくまつりでは約10000本の蝋燭に灯りがともります。
古く受け継がれた蝋燭が白く雪に覆われた会津を
幻想的に照らし出す一夜をお愉しみください♪

◎会津絵ろうそくまつり~ゆきほたる~◎
日時:2月9日(金)~10日(土)17:30~21:00
場所:鶴ヶ城 御薬園 市内各所
アクセス:当館からお車で約30分
お問合せ:会津まつり協会 0242-23-4141