夏のお祭り♪大内宿半夏まつり

毎年7月2日(日)には大内宿にて半夏まつりが開催されます。
後白河天皇の第二皇子・高倉以仁王の霊を祀った高倉神社の祭礼です。

神輿

森の中に鎮守する高倉神社、祭りの前夜には「宵宮祭」が執り行われ、
責任者が高倉神社に集まり、行灯や提灯、蝋燭の明かりの中、
神主の采配のもと翌日の祭礼の分担や決め事の確認が行なわれます。
お神酒で乾杯した後には「おこもり」が始まり、
静寂に包まれた大内宿に夜遅くまでお囃子や太鼓の音が鳴り響きます。

祭りの当日、高倉神社で厳かに儀式が執り行われ、
儀式の後には山を下り茅葺き屋根の民家が連なる中、
神輿を中心に黒烏帽子姿や白装束、時代装束に身を包んだ男衆が
家内安全、五穀豊穣などを願い練り歩きます。
町の子ども達も法被や白装束に身を包み参加し、草鞋や烏帽子に苦戦したり、
祭りの後に水路でキンキンに冷えたラムネに集まる子ども達の愛らしい姿も見所です。

waraji

江戸宿場の姿を残す大内宿、笛や太鼓などの素朴な音や時代装束に身を包んだ
男衆の威勢のよい掛け声が木霊する様子はまるで江戸時代にタイムスリップしたかのよう、
名物のねぎそばや素朴な味わいの栃餅やいも餅などを頬張りながら、
1年に1度の祭礼をお楽しみ下さい。

ラムネと子供3